一足お先に、読書の秋

こんにちは。ニックの飯塚です。

まだまだ厳しい暑さが続いていますが、
だんだん日が暮れるのが早くなってきましたね。
過ごしやすい秋まであと少し・・・のはず・・・。

気分だけでも秋を先取りしようと、
昨日からフライングで「読書の秋」を始めました。
現在は『美丘』(石田衣良著・角川文庫)を読んでいます。
本来、登場人物が死んでしまうお話は苦手なのですが、
現在放映中のドラマ版『美丘』の吉高由里子ちゃんがとても可愛らしく、
思わず原作本も読んでみたくなりました。
原作の美丘の方がより個性が強い印象を受けますが、
吉高由里子ちゃんは本当にナイス・キャスティングだと思いました。
一歩間違えたらアブナイ子にしか見えない美丘が、とても無邪気に
可愛らしく見えるのです。

本の内容についてはこのくらいにして・・・笑
本日は、文庫本などの製本方法としておなじみの
「無線綴じ」についてお話したいと思います。

一般に、製本の種類は「並製本」と「上製本」の2つに大きく分けられます。
「並製本」は文庫本や教科書をはじめ、各種パンフレットなどで
おなじみの製本方法です。
一方「上製本」は厚紙を使った表紙が特徴の製本方法で、
「ハードカバー」とも呼ばれています。
本日お話しする「無線綴じ」は、このうち「並製本」に
属しています。

「無線綴じ」とは、針金や糸などの綴じ材料を使わないで、
糊で中身と表紙を一緒に固定する製本方法のことで、
糸や針金を使わないので手軽かつスピーディに製本でき、
高級感も演出することが出来ます。

製本工程は、いたってシンプルです。
丁合後、背を一部切り落として接着面を作り、
糊を塗布して表紙を貼り付けます。
そして仕上げに小口三方(紙の切断面)を断裁すれば完成です。

比較的安価な製本方法で、ページのずれが無いため
多ページの冊子に向いています。
漫画誌、文庫本、コミックなどに多用されています。

何気なく読んでいる印刷物でも、
それぞれの印刷物の特性に合わせた製本方法で
作られているのですね。

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