The Naganuma School

この度の東日本大震災により被害を受けられた皆様へ、
心よりのお見舞い、一日も早い復興をお祈り申し上げます。


ニックの飯塚です。

写真は、弊社で印刷を担当させていただいた
学校法人長沼スクール 東京日本語学校様の
学校パンフレットです。

長沼スクール様は、1948年設立の日本語学校です。

60年を超える歴史の中で、送り出した卒業生は2万5千人以上(!)。


東京の中心地・渋谷にあるキャンパスで、
世界中から集まった学生さんに、
日本語の素晴らしさを伝え続けてこられました。

創立者である長沼直兄先生が開発された
「ナガヌマ・メソッド」と呼ばれる教授法は、
今日の日本語教授法及び教材にも生き続けており、
長沼スクール様はいわば、「日本語教育のパイオニア的存在」なのです!!

学校パンフレットと言えば、未来の学生さんが
未来の母校と初めて出会う場でもあります。


数ある学校の中から、未来の学生さんに
「この学校で学びたい、仲間に出会いたい」と選んでもらえるよう、
その学校の魅力を伝える大切なコミュニケーション・ツールです。

入社1年目にして、「学校の顔」とも言える重大な印刷物に
携わらせていただいたことに感謝しつつ、
1部1部心を込めて製作させていただきました。

以下、パンフレットの具体的な仕様について
ご紹介させていただきます。


今回は、全12ページ・中綴じ製本のパンフレットを
製作させていただきました。

「中綴じ」とは、表紙と中身を同時に丁合し、
背の部分を針金で綴じる製本方法のことです。

ページ数の少ない本を綴じるのに適し、
製作時間の短縮化も可能なため、
パンフレット等一般的な冊子でよく見られる製本方法です。

また用紙については、「マットコート」を使用させていただきました。


インキの吸収と発色が良く、ポスターやカレンダー、
カタログ等でお馴染みのコート紙の一種です。

「学校の落ち着いた雰囲気を表現出来る紙を」という
長沼スクール様のご希望から、程よい光沢と
しっとりとした触感が特徴のマットコートが採用されました。

なお、今回は韓国語・中国語簡体字・中国語繁体字・英語の
4種類のパンフレットを製作させていただきました。
言語ごとにベースカラーが異なるため、
並べてみると少しずつ異なった雰囲気を味わうことが出来ます。


海外への発送業務も担当させていただき、
兵庫県にある弊社工場で製作されたパンフレット達を、
アジア各国へ送り出しました。

この学校パンフレットをきっかけに、
長沼スクール様と未来の学生さんの間に
新たな出会いが生まれることをお祈りしつつ、
私もこの貴重な経験を、今後のより良い印刷物づくりに
活かしていきたいと思います。

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