こんにちは。ニックの飯塚です。
ここ数日、厳しい暑さが少し和らいで過ごしやすい日が続いていますね。
8月も残すところあと10日。
夏休みを満喫した小学生は、宿題に追われている頃でしょうか。
不思議なもので、学生時代はあまり勉強が好きではなかったのに、
社会人になってから時々無性に勉強したくなる時があります。
図書館の書庫にこもって、延々と本を読んでいたいなぁなんて思ったり・・・。
そんなわけで、本日は少し歴史の勉強をしたいと思います。
印刷の歴史についてお話します。
本日は、「古代~活版印刷技術の誕生まで」編です。笑
厳密な印刷の起源は定かではないのですが、
「文字や絵を何かに刻みつける」という観点から言えば、
紀元前3000年頃、メソポタミアやエジプトの人々は
文字や絵を彫刻した円筒形の石を
軟らかい粘土板の上に転がして模様をつけていたそうです。
「印刷」は基本的に紙に行うものなので、紙の発明以前の
印刷はありえないとも言えますが、古代の人々は
石や陶土、金属や竹などの色々なものに文字を刻みつけていました。
その後、中国や朝鮮で紙の印刷物が誕生しますが
厳密な印刷年代はわかっていません。
そのため、印刷年代が明確な最古の印刷物は
日本の『百万塔陀羅尼』だといわれています。
ちなみに、『百万塔陀羅尼』とは「恵美押勝の乱」平定後に
建立された仏塔に納められた経文のことで、
765~770年頃に刊行されたといわれています。
その後時代が進み1445年頃になると、ドイツの
グーテンベルクが活版印刷の技術を発明しました。
「活版印刷」とは、活字(字を刻んだ木や金属でできた
凸型の字型のこと)を組み合わせてつくった版で
印刷する方法のことをいいます。
インクの付く部分のみが盛り上がった版を紙の上にのせ
上から圧力をかけると、紙にインクが転写されて
印刷が完成するというものです。スタンプと同じ原理です。
版の素材にはさまざまなものがあり
鉛版をはじめ、線画凸版や樹脂版などもあります。
もともと金銀細工師だったグーテンベルクは、
鉛の三元合金(鉛、スズ、アンチモン)の活字をつくるとともに
ブドウ絞りの機械をもとに強い圧力を加えて印刷する機械をつくり
この2つの技術を用いて聖書を印刷しました。
あらかじめ独立した個々の活字をつくっておき
必要に応じて組み合わせることが出来る活版印刷の技術は
一大革新をもたらし、ダイナマイトや羅針盤とともに
ルネサンス期の三大発明と称されました。
リーンゴーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
ちょうどいいところでチャイムが鳴りました。笑
次回は、「活版印刷技術の発展~日本への導入」編を
お送りしたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
クニメタルコグチ
こんにちは。ニックの飯塚です。
毎日電車通勤していると、時々面白い髪型の人を発見して楽しいものです。
真っ赤なモヒカンヘアで、ニワトリにしか見えないお兄さんとか・・・。
先日見かけた女の子は、頭全体が金色とショッキングピンクのストライプ状に
染められていて、前髪がライオンのように立派に立っていました。
めんどくさがり屋で、毎朝「いっそ自分の髪型のヅラがほしいわ」と
思っている私は、「毎朝丁寧にセットしているんだろうなぁ。エラいなぁ。」
と感心してしまいました。
本日は、そんなイケてる髪型の方々を見ていて思いついたテーマ、
最近出会ったカッコイイ紙「クニメタルコグチ」についてご紹介します。
「クニメタルコグチ」とは、高級色カード紙にメタリック加工を施した
全く新しいメタリック印刷用紙のことです。
従来の印刷用紙は、小口部分(紙の切断面)が白く見えてしまうのに対し、
「クニメタルコグチ」は小口部分にまで色が付いているオシャレな紙なのです。
先月見学した販促EXPO(@東京ビックサイト)でサンプルを頂いたのですが、
ほどよい光沢感が何とも味わい深い、素敵な紙です。
サンプル帳もどことなくオシャレですね。
「クニメタルコグチで名刺を作ったらどんなに素敵だろう」と
憧れてしまいます。エンボスで名前をポッコリさせて・・・。
でもその前に、素敵な紙に相応な人材に
自分がならなければいけませんね・・・。苦笑